象牙とナッツ

象牙のペンダント・トップ
ご存知のように象牙はワシントン条約で国際取引が禁止されています。代用品としてマンモスの牙やクジラの歯、水牛の角などが挙げられますが、植物の象牙椰子に焦点を当てた記事が、先日ご紹介したGem-A発行の『Gems&Jewellry』に掲載されていました。

象牙椰子(ivory palm)と呼ばれるものは数種類あるようですが、有名なのはエクアドルなど南アメリカで採れるタグアナッツ。色が象牙に酷似しており、彫刻できる硬さ(象牙ほど繊細な装飾は難しい模様)で、天然素材のボタンとして市場に出回ることが一番多いそうです。

資源的な問題もなく、地球環境にもやさしい素材なので、ジュエリー・アクセサリー作家さんも注目しています。中国などではタグアナッツの彫刻根付がお土産品として売られているようで、カエルの可愛らしい根付が雑誌に掲載されていました。

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タグアナッツの彫刻は時間が経過すると茶色に変色するらしく、それを防ぐためコーティングしたものもあるそうです。象牙との選別はそれほど難しくなく、10倍ルーペでよく観察すればセルロース組織を確認することができるそう。象牙特有のエンジンターン模様はもちろんありません。

雑誌では、象牙の代用品にはなり難いと結論づけていますが、象牙椰子は可能性を秘めた魅力的な素材とも述べていました。Google検索すると素敵なアクセサリーがたくさん出てくるので、私もひとつ欲しいです😃

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