モース硬度とじん性/Mohs’ scale of hardness&toughness

gemstones’ hardness and toughness

宝石を理解するために重要な要素のひとつとして「硬度」と「靭性(じんせい)」がある。硬度とは引っかき傷に対する抵抗の強弱で、じん性は衝撃に対する抵抗の強弱である。

ダイヤモンドは地球上に存在する一番硬い物質であり、モース硬度では10に設定されている。左側の鉱物は右側にある鉱物を傷つけることができるが、右の鉱物は左側に位置する鉱物に傷をつけることができない。1〜10の数値は相対的な硬さであり、2は1に比べて二倍硬いということではない。実際、10のダイヤモンドは9のコランダム(ルビー・サファイア)の二倍以上の絶対的硬度がある。

ちなみに、モース硬度では、ナイフ=5.5〜6、ガラス=5〜5.5、銅貨=3〜3.5、人間の爪=2〜2.5ほど。硬度7の石英(クォーツ)は砂埃にも含まれる一般的な鉱物なので、それ以下の硬度の宝石を布で拭くときには、砂塵がついていないか確認した方がよい。

衝撃に対する強さである「じん性」は、一般的に非晶質(non-crystallineまたはamorphous/原子と分子の配列が不規則)の鉱物の方が、結晶質(crystalline/原子と分子の配列が規則正しく並んでいる)高い傾向にある。アクアマリンとエメラルドのように同じ鉱物(ベリル)でも、じん性が異なることがある。

ダイヤモンドは一番硬いが、へき開が完全であり、正八面体の面に対して平行に割れるので、宝石の総合的な耐久性はルビーの方が上と言われることもある。「へき開」については機会を新たにしてこのサイトで取り上げたいと思う。

表には下記のサイト様などを参考にカーボナード(天然の多結晶ダイヤモンド)を基準にした数値を記載したが、筆者が宝石学を勉強していた当時にじん性の表は特に学ばず、この記事を掲載するために海外の宝石学関連のサイトを確認したが、数値よりも「Excellent」「Poor」などの表記が多かった。販売サイトではあるが、見やすいサイトを見つけたので合わせてリンクを掲載する。

Link iStone「鉱物と隕石と地球深部の石の博物館」 ※サイトのTOPページはこちら

Link「購入者の側に立った」 入門シリーズ・宝石「靭性 Toughness」 ※サイトのTOPページはこちら

Link The Fire Mountain Gems and Beads「Gemstone Cleaning Chart」

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