黄色、ゴールデンカラーの石英をシトリン(黄水晶)と呼ぶが、天然ものはレア。ショップで気軽に買えるものはアメシストに熱を加えて変色させたものがほとんどで、「厳密」に言うとシトリンとは呼べない。
シトリンの色は、「鉄が原因」の場合と「微量アルミニウムと放射線が原因」の二つが考えられる。アルミニウム・シトリンには弱い二色性があり、発色要因はスモーキー・クォーツと同じ。一部のスモーキ・クォーツを熱処理すると黄色になることも知られている。
宝石にできるクオリティーのシトリンはほとんど産出されないが、ブラジル、スペイン、マダガスカルで質の良いものが出る。

| 石の特性/natural properties | |
|---|---|
| 名称/Name | シトリン(黄水晶)/Citrine |
| 結晶系/Crystal Structure | 三方晶系/Trigonal |
| 化学組成/Composition | 二酸化ケイ素/silicon dioxide |
| 硬度/Hardness | 7 |
| 比重/SG | 2.65 |
| 屈折率/RI | 1.54-1.55 |
| 複屈折量/DR | 0.009 |
| 光沢/Lustre | ガラス状/Vitreous |
| パワーストーン/Crystal healing | 豊かさを引き寄せ、物質的なエネルギーの流れを向上させる。インスピレーションが必要な時は額において瞑想したり、持ち歩くと良い。 |
